今YouTuberで人気沸騰中のジャンル、バーチャルYouTuber(VTuber)の源元気、「げんげん」とはどんなYouTuberなのかを解説します。
また、他のVTuberとは違う、毎回世界観がリセマラされて変わっていることの考察、制作者(中の人)もご紹介します。
げんげんとは
2018年1月に投稿を始めたバーチャルYoutuber。
見た目は坊主頭で、筋肉を鍛えていてガチムチマッチョ体型。
動画内のげんげんの置かれている設定が毎回変わることから、世界線リセマラYouTuberとも言われています。
げんげんの制作者
げんげんを制作したのは、コウノスケさんです。
マンガ制作や生配信の活動をされている方です。
コウノスケさんはゲイ向けのガチムチキャラでのマンガも描いているので、げんげんのキャラクターデザインその流れを汲んでいるようです。
これまでのげんげんの世界線
げんげんは動画の度に死亡して、次の動画でまた別の人生で生まれ変わっている説があります。
最後はすべてバッドエンドを予感させて終了しています。
死亡フラグ、もしくは不幸になるフラグを立てている箇所も含め、これまでの動画の世界観をまとめて振り返ってみます。
1回目 厳しい野球部の学生
げんげんの最初の投稿は厳しい野球部の学生の設定でした。
本名は秘密、と良いながらも冒頭で源元気と名乗ってしまっている事から天然タイプだと予想できます。
- 買い食い禁止
- 炭酸禁止
- チャリ通禁止
- 髪伸ばすの禁止
- 好きな事は野球と筋トレ
- 好きな物は ラーメン 餃子 牛乳 肉まん
という部のルールを説明しています。
第1話では、死亡フラグような描写はトークはほぼなかったのですが、ガチムチYouTuberというインパクトの強い見た目で再生数は伸びて行きました。
2話以降を観た方の後づけの考察では、禁止されているチャリに乗って事故死したのではないか、という説もあります。
2回目日本がソビエトに支配された世界
時代は2018年、第三次世界大戦が終結してから30周年経ったソビエトにいる高校一年生、このはるから二年生になる設定です。
戦争が終わって30周年ということは1988年から第三次世界対戦が終わったと言うことになっています。
げんげんのいる国ではYouTubeは禁止されていて、国外のネット環境を経由して動画をアップロードしたと話しています。
KGB(旧ソビエトの情報機関・秘密警察)に見つからないようにしなければいけないと言っている事から、ソビエトが崩壊しなかった世界であるといえます。また、第三次世界大戦が起こり1988年に終わっている事から、現実ではアメリカとソ連の冷戦となりましたがソ連が崩壊しなかった世界線なので、冷戦ではなく第三次世界大戦に発展したと考察できます。
国外ネットに繋ぐ方法を教えてくれた同士は密告され「再教育機関に連れて行かれた」と話している事から、厳しい罰則、もしくは処刑がされていることが予想できます。
「中学ではロシア語、高校では中国語を学ばなければ行けない、日本語すら怪しいのに」との発言から、
第三次世界大戦で日本はソ連の属国となり、ロシア語と中国語を学ぶ事になったことがわかります。
中国とソ連が親密な関係なのは現実の歴史通りであると予想です。
「ソ連を中心とする共産圏が世界の中心になっていく」という発言から、第三次世界大戦でソ連が日本を含めて領土を拡大していることもわかります。
動画の概要欄で「米英からYoutubeをご覧の皆さんこんにちは!日本から投稿してまーす!」という書き込みと「国外ネットは英語ばかり」という発言から、げんげんのいる世界中のすべての国はソ連派とアメリカ・イギリス同盟派のどちらかに属する事になったということになります。
ソ連の属国なったことで18時にソビエト連邦国家が流れると言う細かい演出もされていて、配給にピロシキまんがあるということから食べ物にはこまっていないと考えられます。
2回目の動画での死亡フラグは、禁止されている国外ネットに繋いでしまった事で動画撮影後に処刑されたのではないか?という考察がされています。
3回目 山奥のペンションで殺人事件
山奥のペンションの自分の部屋で撮影をしているげんげん。
美人オーナーのいるペンションに居合わせた客が殺されて、雪が多く街に降りる事が出来ない。電話も通じなくなってしまったという状況。
そして若い男がイキッて犯人探しをしている事を話します。
「殺人事件」「雪の深い山奥のペンション」「若い男が犯人を探している」「犯人はこの中にいる」「みんな一緒にいるべき」というキーワードから、金田一少年の事件簿の世界に転生しているしていると予想できます。
「殺人犯人と一緒にいるのが嫌で、1人で部屋にいることにした」ここが死亡フラグになります。
集団から離れてしまった人から殺される、金田一少年のあるあるネタですね。
また、げんげんが最後に見た被害者はオーナーとケンカをしていて、現場には女物のピアスが落ちていたということから、犯人は美人オーナーであると予想できます。
動画の最後で、ドアがノックされて、「オーナーが食事を部屋まで届けてくれる事になっていた」ということから撮影終了直後にオーナーに殺されてしまったということになるでしょう。
4回目 勇者に討伐される魔王
4話では人間ではなくげんげんが魔王に転生している世界。
魔王げんげんが話す概要は以下
- 動画に趣旨は人類への降伏勧告
- 争いの無い世界のため、忠誠を誓わせた
- 人間以外の生物は既に魔王に服従している
- 種族を越えて人類を大量虐殺している
- 人類が降伏してくれれば争いは無くなる
- 時代は戦争ではなく外交、勇者ではなく外交官を魔王城で待っている
- 人肉まんをたべさせるという冗談をかます
ゲームや小説の世界にある魔王に支配された世界ということでしょう。
魔王げんげんは遠回しに勇者に来て欲しくないと言うことを伝えている事から、この後勇者に討伐されるフラグである予想できます。
5回目 肉体を捨て、AIに支配された仮想空間で生きるげんげん
5話でも視聴者の予想の斜め上をいくげんげんの世界。
肉体を捨て、AIに支配されたデータ内で生きている状態になっています。
げんげんの以下のような発言から、
- 脳トレに励む
- 肉体の殻を捨てた
- 日々感じる幸福や充実感はすべて仮想空間統御AIのおかげ
- バーチャル肉まんを食べている
- データ化した世界に生きる
- バーチャル礼拝でAIにお祈りを捧げる
AIを崇拝する宗教に洗脳された結果、肉体を捨てて仮想空間のデータになってしまったと考察できます。
5話はこれまでとは違い、死亡フラグはなく肉体的にはすでに死んでいる世界だと言えます。
6回目 バブル期のげんげん
6話ではディスコに紫色のスーツでいるげんげん。
- 毎晩ディスコでオールしている
- 未来のビルオーナーなので遊ぶ金の心配はしていない
- 銀行はたくさんお金を貸してくれる
- 土地を買って儲ける
- 土地の値段は上がっても下がる事は無い
- 会社は辞めた
- 日本経済は右肩上がり
- フリーターがナウい生き方
- 何もかもがチョベリグで怖いくらい
上記のげんげんの発言から、バブル真っ最中の日本にいることがわかります。
当時は、フリーターという言葉が登場し、新しい生き方として注目されていました。
そして借金をして土地を買っている状態なので、この後にくるバブル崩壊で土地の価格が一気に下がり借金の返済に苦労することが予想できるので、6話では金銭的に死亡するフラグが立っている事になります。
ただ一点、「チョベリグ」はバブル崩壊後に流行った言葉なので若干リアル世界とはズレています。
7回目 無人島で助けを待つげんげん
無人島で1人撮影をしているげんげん。
- 無人島で助けを待っている
- このビデオを拾った人は動画をアップして欲しい
- 日本では見た事が無い生き物がいっぱいいる
- ニワトリくらいの2本足で歩くトカゲがいる
- しばらく肉を食べていない
- コンビニの肉まんが恋しい
- 浜辺近くの食べ物は取りつくした
- 森の奥から動物?鳴き声が聞こえる → 小さいトカゲの声だと思う
- 資源がもったいないのでのろしは炊かない
- (動画終盤で)げんげんの背後に船が通っているが気づかない
ということから、今回は無人島で遭難して助けが来なくて死亡というフラグが立っていることが予想できます。
そして、2本足で歩くトカゲと森の奥からの大きい声から、恐竜がいるジュラシックパークのような島で、食べ物を求めて森に入った結果、恐竜に食べられてしまうという考察もできます。
8回目 怪盗げんげん
黒ずくめの格好で怪盗になったげんげん。コンテナのある港で撮影を行っています。
- 輸送中の金塊50kgを盗んだ
- 強盗等を積み重ねて一生遊んで暮らせる額を稼いだ
- 国外逃亡する予定
- どこに逃げるかはきまっていないが「ハワイがええかな」
- 仲間が港にお迎えにくる予定だが、まだ来ない
- 盗んだモノはすべて船に積んである
- 動画の最後で、パトカーのサイレンがなり終了
8回目のげんげんは、強盗になり海外逃亡寸前の状態の動画です。
既に盗んだ物は船に積んでいて、仲間が迎えにこず、最後のパトカーのサイレンが鳴っている事から、
仲間に裏切られ、逮捕されるフラグ
ということになるでしょう。
肉まんが好きな点だけは共通している
げんげんの動画では頻繁に肉まんが登場しています。
- 1話(野球部の学生) で肉まんが好きと発言
- 2話(ソビエトの支配する国) で配給にピロシキまん
- 4話(魔王げんげん) 人肉まんを食べさせるジョーク
- 5話(AIの世界) バーチャル肉まんを食べている
- 7話(無人島) コンビニの肉まんが恋しい
世界線は毎回異なりますが、肉まんが好きな事は共通しているようです。
げんげんの声はソフトの声
げんげんの声は、関西弁風にテキスト読み上げるソフトを使っているようです。
収益化が進めばもしかしたら声優さんを使うかもしれませんね。
投稿されるチャンネルが一時的に変更された
これまで、Gengen channelという専用のチャンネルで投稿されていましたが、2018/2/10の動画からは、げんげんの制作者である(生みの親)であるコウノスケさんの個人チャンネル、チャンネルコウノスケで配信されるようになりました。
げんげんの動画を投稿する理由が変わった理由は、Gengen channelの動画で理由が解説されています。
その理由として、
- Gengen channelにて再生された時間や登録者数でYouTubeの広告収益化の規準は達成したが、まだ審査中で広告をつけることができない
- Gengen channelよりも前から開設して動画を投稿していた生みの親コウノスケさんの個人チャンネルでは既に広告をつけることができている
- Gengen channnelの審査終わって広告配信が可能になるまでは、コウノスケさんの個人チャンネルでげんげんの動画をアップする
といった説明がされました。
本当に、本当にげんげんとコウノスケのチャンネルを被せたくは無かった…!
それだけげんげんをげんげんとして大切に思っていて、クズの僕のチャンネルとは関わらせたくなかった。
でも収益は欲しいの。ごめんねげんげん。— コウノスケ (@kounosuke0808) 2018年2月10日
YouTubeの規約が変わり、2017年の後半から開設された新しいチャンネルでの広告審査には時間がかかっているようです。
これは他のYouTuberでも起こっているようです。