東京で有名なたい焼き御三家についてご存じですか?
今回は行列必須の老舗たい焼き屋の名店、東京御三家といわれる「たいやき わかば」「浪花家 総本店」「柳屋」に行って食べ比べをしてきたのでレビューをしていきます!行列の待ち時間もまとめました。
東京たい焼き御三家はどこ?
東京たい焼き御三家は、四谷にある「たいやき わかば」、麻布十番にある「浪花家 総本店」、人形町にある「柳屋」です。
東京たい焼き御三家はすべて天然モノ
わかば、浪花家、柳屋のたい焼き3店舗ともに「天然モノ」のたい焼きです。
たい焼きは天然モノと養殖モノの2つに分類され、作り方や使用する機材によって変わります。
一列に並んだたい焼き型に生地を流し込み、片側にあんこを入れて両面を合わせて焼いていくのが「養殖モノ」と呼ばれ、なじみ深いのは養殖モノではないでしょうか。養殖モノは一回に数多くつくることができるのが特徴です。また1匹1匹ごとの火加減の調整ができないため生地の量が多く中はふんわりとした生地であることも特徴です。
これにたいして「天然モノ」では1匹1匹ごとにたい焼きの形をした鋳型に生地を流し込んで焼いていきます。たい焼きの形をしたホットサンドメーカーのようなイメージで、上から挟んで火の上に置いて鋳型を直火で焼いていきます。1匹1匹火加減の調整ができるため、生地は薄くたっぷり入ったあんこが特徴です。逆に手間がかかる分、生産できる数が少ないという特徴もあります。
たいやき わかば
一番初めに向かったのが四ツ谷駅から徒歩5分の所にある「たいやき わかば」です。
昭和28年(1953年)創業で、「鯛焼きのしっぽにはいつもあんこがありますやうに」を社訓としているように、しっぽまでぎっしり詰まったあんこが特徴のたい焼きです。
開店時間は9時で、土曜日の12時時点で10人程度並んでいました。
待ち時間は8分ほどでした。
職人さん2名で作っていて、ガラス越しに作る様子が観察できます。焼きあがったたい焼きがベルコトンベア上に運ばれていく様子を見ることができます。
あんこだけの購入も可能で、300g,600g,1kgで販売されていました。
たい焼きはこちら。1匹180円です。こんがりとした焼き色で、しっぽに「わかば」と書いてあります。
ただ気になった点としては、片方のたい焼きはかなり生地が薄いのに対して、もう片方のたい焼きでは生地が厚く、食べなじみのあるたい焼きのふわふわとした食感が漂っていました。
2人体制で職人さんが焼いていたので、焼く職人さんによって生地の厚さが変わるのかもしれません。
あんの甘さは甘みが強く、こしあん寄りで粒が見え隠れする程度でした。
生地が薄い方はダイレクトにあんこの甘さが感じられました。
2名以内でしたら、店内のイートインスペースで頂くことができます。
たいやき わかばのアクセス、店舗情報
【たいやき わかば】
住所:〒160-0011 東京都新宿区若葉1-10
電話番号:03-3351-4396
公式HP:http://www.246.ne.jp/~i-ozawa/
支払方法:現金のみ
営業時間:
[平日] 9:00〜19:00
[土曜日]9:00〜18:30
[祝祭日]9:00〜18:00
★定休日 日曜日
浪花家 総本店
二番目に向かったのが麻布十番駅から徒歩2分の所にある「浪花家 総本店(なにわやそうほんてん)」です。創業者が大阪の浪花出身であったため、故郷の名前を付けたことがお店の由来となったそうです。
明治42年(1909年)創業で、東京たい焼き御三家の中でも最も創業が古いたい焼き屋です。
開店時間は11時で、土曜日の13時近くに訪れた時は待ちが0人でしたが、購入しているとパラパラとお客さんがいらっしゃいました。
タイミングが良ければ、行列なしで購入できるのかもしれませんがおやつ時など時間帯によっては行列は避けられないかもしれません。
たい焼きは職人さん2人で焼いていました。
たい焼きはこちら。1匹180円です。色は一店舗目の「わかば」のたい焼きと比べると焼き目は薄いです。また、わかばよりも大きさはやや小さく感じました。
鱗部分にところどころ焦げがあり、香ばしい香りが漂います。そしてほんのりあんこが生地から透けて見えるほど、生地の薄さを感じられます。
あんこの粒は荒く、粒あん寄りです。あんこの味は甘さは控えめでした。出来立てをすぐに頂きましたが、生地の焦げた部分の香ばしい匂いが合わさり、あっという間に食べ終わりました。
店内には、イートインスペースもあり、2階にはあんみつやおしるこなどの甘味処も店舗内に併設してあります。
浪花家 総本店のアクセス、店舗情報
【浪花家 総本店】
住所:〒106-0045 東京都港区麻布十番1-8-14
電話番号:03-3583-4975
支払方法:現金のみ
営業時間:
10:00〜19:00
★定休日 火曜日(祝日の場合は翌日)、第三水曜日
柳屋
最後にお邪魔したのが人形町駅から徒歩3分のところ(地下鉄水天宮駅からも5分程度)にある「柳屋」さんです。大正5年(1916年)創業です。です。
開店は12時半で、13時50分ぐらいにお邪魔しました。お店の外にも行列ができていて、ざっと20人ほど並んでいました。店内に入っても2列になって並ぶので、店外の行列に騙されてはいけません。15分ほど並んで購入することができました。
たい焼きは職人さんが1人で店頭で焼いています。大量にたい焼きを注文されるお客さんのために裏でたい焼きをストックしているようで、奥からたい焼きを持ってきてくれていました。
たい焼きはこちら。1匹180円です。焼き色はわかばと浪花家の中間ぐらいの色で、薄皮なのに生地がもっちりしていていて、たい焼きではなかなか味わえない食感です。あんこは上品な甘さで、程よくあんこはつぶされています。
店内にイートインスペースはなく、お店の前で食べ歩きしている方もちらほらいらっしゃいました。
柳屋のアクセス、店舗情報
【柳屋】
住所:〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-11-3
電話番号:03-3666-9901
支払方法:現金のみ
営業時間:
12:30~18:00
★定休日 日曜日、祝日
まとめ
今回はたい焼き御三家に訪れましたが、どれも生地が薄く、たっぷりのあんこがつまっています。
東京たい焼き御三家の行列待ち時間の比較
東京たい焼き御三家の行列の待ち時間は以下でした。
- 四ツ谷 わかば:8分ほど 土曜日12時台
- 麻布十番 浪花家:待ち時間なし 土曜日13時台
- 人形町 柳谷:15分ほど 土曜日13時台
東京たい焼き御三家、味の比較
個人的にあんこと生地の感じを表にしてみました。ぜひご参考にしてください。
3店舗とも行列は避けられないかもしれませんが、それほど食べてみる価値はあると思います。また、養殖モノのたい焼きしか食べたことがない人はぜひ一度天然もののたい焼きを召し上がってみてはいかがでしょうか。
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