携帯電話の料金が下がらない理由

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日経新聞のサイトに以下のようなニュースがありました。

ドコモ「長期ユーザー優遇」 携帯値下げ、議論本格化
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ26I47_W5A021C1EA1000/

概要は、総務省は26日、携帯電話料金の引き下げに関する2回目の有識者会議において、携帯キャリアも交えた議論が行われ、ドコモ側が「期契約客の満足度が向上するメニューを検討する」と話したというもの。

では、なぜ携帯の料金は高いのでしょうか?

理由は主に3つあります。
1.大手携帯キャリアは独占ビジネス
2.全員が携帯を持っている
3.日本の人口は減って行く

大手携帯キャリアは独占ビジネス

docomo,au,Softbankが行っている電波で通信を行うビジネスを始めるには、「総務省の許可」が必要になり、そう簡単に始められる物ではありません。
なぜ、総務省の許可が必要なのかというと、電波は資源だからです。
もしいろんな会社が自由に電波を飛ばして通信をしてしまうと、電波が混み合って通信ができなくなってしまいます。今でも人の多い場所では電波が通じにくくなることがありますが、自由に電波を飛ばす会社が増えるとさらに酷い状況になってしまうので、国による許可が必要になります。

したがって、日本国内の通信会社が今後増えて行く見込みはほとんどなく、docomo,au,Softbankで独占することになります。
3社での競争なので、通常の商売とはことなり、競争の原理が働きにくくなりキャリアが値段を下げるという努力をしない環境になっている状態です。

日本人全員が携帯を持っている

携帯キャリアの売り上げの計算は、大まかに、

 契約者数 × 月額料金 = 売り上げ

となります。

売り上げを増やすためには、「契約者数」もしくは「月額料金」を増やすことが必要ですが、国民全員が携帯電話を持っている日本では、「契約者数」が増える見込みがほとんどなく、月額料金を値下げすると単純に売り上げが落ちてしまいます。携帯キャリアも営利企業なので、売り上げを下げる行為は出来るだけやりたくないというのが本音です。

日本の人口は減って行く

世界でもトップレベルに少子化が進んでしまっている日本では、契約者数が今後減って行くことになるので、月額料金を下げた分だけ売り上げが落ち、値下げをしにくい状況です。

格安SIMに期待

独占ビジネスとなり料金が下げられないキャリアと違い、格安SIMを提供する会社では非常に安い料金で通信を行うことができます。
料金は、各社とも通話可能プランではネット通信料金込みで 約1,500円ほどで提供していますので、docomo au softbankと比べると遥かに安い料金です。
最近ではテレビCMもよく見ますが、まだまだキャリアを脅かすレベルの契約者数にはなっていないようです。
今後格安SIMの台頭で大手携帯キャリアの料金も下がって行くことに期待します。

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